Mac OSX Lion導入!

導入まで

 日本時間の7/20 21:00頃に販売が開始されたMacOSX Lionだが、世界中が沸き立っている中、われ先にとさっそく導入してみた。
 ちなみにLionの発売と同時に、期待されていた新型のMacBookAirの販売なども開始された。

 とりあえず私は、2010年式の白MacBook(余談であるが今回のAppleStoreの商品入れ替えにより、MacBookは無くなった)しかMac機を持っていないので、こいつにLionをインストールすることに。
 まずLion用にパーティションを作成。90GBくらい割いてみた。そこにAppStoreからDLしてきたLionをインストール。再起動した後、雪豹のデータをLionに転送。インストールより転送の方が時間がかかった。40分ほど。

 そうして、Lionのインストールと起動は無事に完了した。

Lionを動かしてみる

 まずセットアップ時に驚いたのが、スクロール方向が今までと逆になっていた点である。上下左右が今までと逆なのだ。動作としては、iOSと同じになっただけの話なのだが、それでもかなりの違和感を感じた。
(ちなみに設定にて以前と同様の操作に戻すことが可能だが、私は戻していない。)


 さて、出迎えてくれたのは壮大な銀河のデスクトップである。こんな感じ。

 GeekToolが入れてあるので、多少ごちゃごちゃして見える。が、まぁ気にしない。


 とりあえず、Lionの大きな目に見える変更点について挙げていきたい。

  • 右上にユーザ名が表示されるようになった。

 本当に、表示されるだけ。名札みたいで嫌だ、などと言う人も。

  • SpacesとExposeの消滅

 システム環境設定の欄から、綺麗サッパリ項目が消えていた。SpacesはMissionControl等によって代替され、またExposeはホットコーナーという項目でMissionControlの設定パネルから以前と同様の設定が可能なようだ。

  • MissionControlの追加

 デフォルトでは4本指で上にスライドさせるジェスチャによって起動する。イメージとしてはこんな風になる。

 用途としてはSpacesと似たようなものと思って構わないだろう。Spacesと違って横一列に配列されているのは、4本指での横スクロールによってスクリーン間の移動が可能となっているからだと思われる。

  • Launchpadの追加

 デフォルトでは、4本指(親指と他の3本)でピンチ、またはカーソルを左下に持っていくことで起動する。見た目はこんな感じ。

 iOSの画面を連想させるデザインである。複数ページに渡る場合は、2本指での左右へのスクロールでページを切り替えることが可能だ。ここから、簡単に様々なアプリケーションを起動させることができる。

  • マイファイル、AirDropの追加

 Finderを開くと、サイドバーにそれら二つの項目が追加されている。
マイファイル

AirDrop

 マイファイルは自分の利用するファイルが軒並み表示されるという恐ろしいもので、AirDropは自分の周囲のAirDropを利用しているMacを捕捉する(と同時に捕捉される)という、またまた恐ろしいものである。どういった使い道を想定して実装されたものかはよくわからない。

  • アプリケーションウィンドウのサイズ変更が自由に

 これまでは左下からしかウィンドウのサイズを変更できなかったが、四隅四辺のどこからでもウィンドウのサイズ変更ができるようになっている。イメージとしてはWindowsマシンを想像してもらえればわかりやすいだろう。私はもともとWindowsユーザだったので、これが何故今まで実装されてこなかったのか疑問で仕方がないが、とりあえずやっと実装されたようである。

Lionを動かしてみて

 概ね良いように思える。革新的な変更が多く、新しいおもちゃを与えられたような楽しい気分になってしまった。動作も軽快で、特に何か不快感やひっかかりを覚えることもない。唯一ひっかかったところはスクロールの以前との差異(上下左右反対)であるが、これも慣れてしまえばどうということはなさそうだ。
 ただ、個人的に思ったのは、Spacesを廃止してMissionControlに切り替える必要があったのか、ということである。Spacesは上下に配置できたため、3×3にして、よく使うアプリケーションを中央に据えるという配置でこれまで使っていたのだが、MissionControlは横一列に並べるため、それが出来ない。また、目的のアプリケーションが今利用しているアプリケーションのどちら側にあるのか(右か左か)、わからなくなることがある。MissionControlに今知っている以上の便利な機能があるのなら別だが、現状ではSpacesからの劣化のように思えてならない。

 ここまでいろいろと書いてきたが、印象としては比較的良かったので、これから新たに判明してくる機能などに期待している。まぁAppleのことなので、きっと私達を楽しませてくれることだろう。